ステップ6 表で解く計算

電圧降下と電力損失の計算(単相2線式・単相3線式・三相)

電線にも少し抵抗(r)があるので、電流が流れると電線の中で電圧が下がり、熱(損失)が出ます。

電圧降下 = 送り出す電圧 − 受け取る電圧
配電方式電圧降下電力損失
単相2線式2 I r2 I² r
単相3線式(平衡)I r2 I² r
三相3線式√3 I r3 I² r

単相2線式は「行き」と「帰り」の2本で下がるので2倍。単相3線式は平衡していれば中性線に電流が流れないので1本分。損失は電流が流れる電線の本数 × I²r。

例題

100V・2000Wの負荷まで、1kmあたり3.2Ωの電線で8m。電圧降下は?(単相2線式)

r = 3.2 × 8 ÷ 1000 = 0.0256Ω、I = 2000 ÷ 100 = 20A
降下 = 2 × 20 × 0.0256 ≒ 1.0V

負荷が2つ以上あるとき

電源から遠い負荷のほうから順に計算します。それぞれの区間には、その先にある負荷の電流の合計が流れます。

例題

電源 a → b → c と電線が続き、b と c に 10A ずつの負荷。各区間の電線1本 0.1Ω。cの電圧が99Vのとき、aの電圧は?

b〜c 間は10A:2×10×0.1 = 2V → b = 101V
a〜b 間は20A:2×20×0.1 = 4V → a = 105V

電線の太さを選ぶ問題

「電圧降下を○V以内に」→ 2Ir ≦ ○ から r を出す → 1kmあたりに直す → 表でそれ以下の一番細い電線を選びます。

黒板で見る:電圧降下(単相2線式) → アプリで読んで、過去問を解く →

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